硬式キャッチャーミットの型付けについて どれくらい柔らかくするのがいいのか??

先日から騒ぎになっているトムブレイディの引退問題、ついに。。。

本人のSNSで公式に引退のアナウンスがありました

思えば、2001年の雪のレイダース戦からずっと応援してきたトムブレイディ

長い間楽しませてもらいました

本当にありがとうございました

言葉もありません、ただただリスペクト

またブレイディグッズを買い漁らなくては!


ということで、今日はキャッチャーミットの型付けについて考察していきます

ナカスポでは甲斐モデルのミットが激売れしている関係で

キャッチャーミットはありがたいことに、依頼が多くあります

グラブの型付けのイメージは

親、小指をシッカリ硬めに絞って、ポケットは柔らかく

というイメージで型付けしています

この動画の中で、山本グラブスタジオさんが

グラブは虫網みたいに型付けする

と、おっしゃっていました

これは、すごい良い表現!と思います

グローブ虫網理論

ボールが入るポケットの革は柔らかい方がどんなボール(虫)にも対応できるけど

指芯(網のフレーム)がシッカリしてないとボール(虫)が入らない

まさしく、虫網だなぁ~と思いました

でも、ミットは少し感覚が違います、指が繋がっているのもありますし

柔らかくしすぎると、捕球音が低くなります。なので

キャッチャーミットは、ボールがポケットに入る形にして、柔らかくしすぎない

という感覚で型付けをしています

よく、グラブみたいに、パカパカになるイメージの方おられると思うのですが

そういう型付けにはわざとしてない。です

これにも裏付けがあって

ハタケヤマさんの展示会でいつもプロ選手の実使用ミットを見せてもらうのですが

パカパカになっているミットはありません

指芯カッチカチで、ボールが入ったら自然と閉じる程度しか柔らかくなっていません

てか、かなり硬いまま使っているようです

二枚目は谷繁選手の現役時代のミットです(試合で使っているかは分かりません)

ほぼミットが動かずに、このままでポケットにボールが収まるイメージでした

ハタケヤマの社員さんに聞いても

プロの選手に型付けして渡すことはなくて、ブルペンキャッチャーが馴らしてから選手が使うことが多い

と、おっしゃっていました

私達アマチュアはそういうわけにはいきませんので、ボールを受けられるところまで

私達ショップ店員が型付けしてお手伝いしています

具体的に言うと

これは甲斐モデルですが

手の平中央のポケットにボールが収まるような型は付けますが

軽く閉じれる程度で、柔らかくなっているとは言えません

この状態で、キャッチボール、ブルペンで使わないとミットは育たないと思います

多いのは、一度型付けしたミットを

ミットが弾くからもう一度型付けしてください

他には

今週末の試合で使えるように型付けしてください

このご依頼、非常に多いのですが

実際にボールを受けて、革の表面が柔らかくならないと弾きます

これがアンサーです

何度もスチームをあてて揉めば柔らかくはなりますが

ボールを弾かないことには直接は繋がりません

それでは全体に革がヘタってしまい、捕球音が低くなりますし型崩れの原因になります

硬式のミットは特に気を付けていただきたいと思います

ハタケヤマのカタログの中に

こういう記載があります

ミットとして良い状態を長く保つためにも(型崩れしない)硬さを出しているのです

私達も、これに従って柔らかくしすぎないことは気を付けています

なので、

今日のまとめ

・キャッチャーミットは型付けしてすぐには使えません

・最初はボールを弾くので、ブルペンでボールを受けて、ポケットの表面の革を柔らかくしてから使ってください

・ミットは型付けで柔らかくしすぎると型崩れに繋がります

・キャッチャーミットは試合で使うまで時間がかかる

ぜひご理解いただき、良いミットを一緒に育てていければと思います

ナカスポでは型付け無料で販売しています

ただ柔らかくするだけでなく細部までこだわって型付けをしています

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