グラブの軟式用と硬式用の区別とは?

昨日からNFLドラフトが開催中

我らがペイトリオッツは

クォーターバックのドレイク・メイを一巡三位で指名!

ペイトリオッツらしい、ポケットパッサーで、さらに足も速く

来季からの活躍を期待せずにはいられない!

去年はディフェンスは良かったのでドラフト二巡でもWR,OTとオフェンスの選手を指名しています

明日は4巡~まだまだ楽しめますね

さて、今日はグラブの軟式用と硬式用の違いのお話し

先日Xのポストで

店舗別注でウイルソン軟式用を作成して

ぜひ、硬式用にも使っていただきたい!

という投稿をしたところ、こういう返信をいただきました。ありがとうございます

軟式用を硬式で使ってはダメ!

みたいなルールがあるのでは??

と、思っている方も結構いるのではないかと思います

本当によく質問いただきます

実際は、そんなルールありませんよ。
高校野球のルールも色と大きさだけで、軟式用はダメなんて書いてないですからね

そもそも、軟式用と硬式用ってどうやって分かれてると思いますか?

私もローンスターブランドを立ち上げて材料の仕入れに携わって分かりましたが

革を仕入れる時に

軟式用の革をください

軟式用の革というのは、無いんですよ。価格が安いのはありますがB品といって革に傷が多い革を安く販売させてもらっています

まさかの、こういう返答で💦

確かに軟式用、ジュニア用に柔らかく革をわざと鞣すことはありますよね

だからといって、それが安いわけではなくて

元の原皮は同じだということ

これは私が仕入れさせていただいている革問屋からのお話しなので、もっと細分化されているタンナーさんもあるかと思います

ローンスターブランドでは、他のメーカーが硬式用として使っているのと同じ革を使っているので

全て硬式用として販売させていただいております

つまり、作り手側の私が判断して硬式用で販売している

結論として、作る側、メーカーと革問屋、その他材料を提供する側からしたら

これを軟式用、硬式用といおうが特に品質の検査があるわけではないので、自由

こういうことなんです

ただメーカーとしては硬式用として高校生が毎日使ってもすぐにヘタらないよう

耐久性の高い材料を使うと原価が高くなってしまい

硬式用として高値で売らざるを得ないことになります

逆に、中学生や一般に広く使っていただけるよう安く売るためには

材料費を下げるか加工費を下げるか?

このどちらかしか無いわけです

なので、大手メーカーでは海外工場と提携、または自社工場を建てて

人件費の安い、ベトナム、フィリピンでグラブを作るんです

そうすると、材料費がそこまで安くないとしても、加工費を抑えることで

軟式用として安く販売することができます

現状、円安の影響もあって輸入する皮の原価や輸送コストなどが上がってしまい

各メーカーグラブの値上げをするしかない状況となってしまいました

私が高校生だった30年前からしたらグラブは倍くらいの価格になっています

ちょっと長くなってしまいました

本当はもう少し踏み込んで書きたかったのですが、別日に改めて投稿したいと思います

今日のまとめ

・材料には硬式用、軟式用の区別はありません

・軟式用、硬式用は作ったメーカー次第で決めている

・原料はそこまで価格に違いが無いので、軟式用として安くグラブを作るためには海外工場など人件費を安くする方法がとられている

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